小林隆のひとりごと:投稿広場

 
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小林隆のひとりごと
小林隆 投稿広場
2007年11月23日
劇場にて…(^v^)

先日、「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を観劇をした時のことです。
1幕が終わって、幕が下り、拍手が止み、客席がざわめき始めた頃、
私の斜め後ろあたりから、こんな声が聞こえてきました。
「面白いわねぇ~、これ」

失礼にならない程度にチラリと声の方角を見てみました。
そこに座ってらしたのは、比較的年齢を重ねられたようなご婦人。
私の母くらい…?…いや、もうちょっと、若い感じ…?…女性の年齢はわかりにくいです(^^ゞ
その方は、本当に面白かった、というような表情をしてらっしゃいました。

そして、2幕が終わり、カーテンコールがあり、たくさんの拍手が鳴り止み、客席の皆さんが立ち上がり帰る仕度を始められた頃、
また、私の斜め後ろのご婦人の声が聞こえてきました。
「あぁ~、楽しかったわねぇ~」
本当に満足気な言葉でした。

私は思わず振り向いて、
「そうですよね!」
と握手したい気分になりましたが、不審人物と思われても困りますので、我慢しました。

その方は、なんとなく、ですが、三谷さんの作品をご覧になったのは初めてなのではないのかな、と思われました。
「シアタークリエ」に建て替えられる前の「芸術座」で、森光子さんの「放浪記」などをよくご覧になっていらした方なのでは…と、そういう風に思えました。
勿論、外見だけで判断するのはいけない事ですし、相手の方にも失礼な事です。
そんな風に感じたのだって、私の全くの主観なので大はずれかもしれないとも思います。
もしかしたら、三谷さんのファンで、三谷作品はどれも観ている方かもしれないですし、
出演してらっしゃる俳優さん、どなたかのファンなのかもしれません(もしや小林さんファン?!)

ただ、その方の
「面白いわねぇ~、これ」
「あぁ~、楽しかったわねぇ~」
という言葉の中に
「こういうお芝居は初めて観たわ」
というような響きがこめられているように感じられたのです。

パンフレットの中で、三谷さんは
「これまで芸術座を愛してくださっていたお客さんたちにも、満足してもらえる作品にしなければいけない」
と、おっしゃっていました。
先日の記事にも
「今回は祖母に来てもらえるよう、照れずに書き込んでいます。芸術座時代のお客様を含め、幅広い年齢層の観客に来ていただける作品を目指しました」
と、書かれていました。

そのご婦人の言葉を聞いた時、
このこけら落としの「恐れを知らぬ川上音二郎一座」は、三谷さんが目指したとおりの、幅広い年齢層の方に満足してもらえる作品になっているのでは、と思いました(生意気を言うようでスミマセン)
帰るために席を立つ皆さんも、皆「楽しかった」というような表情をしてらっしゃいますし(私が眼にした範囲では、ですが)
何といっても、上演中の笑い声とたくさんの拍手が、その事を物語っていると思います。

そして、そういう作品に小林さんがご出演されている、という事を嬉しく思いました。

「面白いわねぇ~、これ」
「あぁ~、楽しかったわねぇ~」
という言葉は、どんな劇評にも負けないくらい、この作品の面白さや楽しさを伝えているように感じられました。
そういう言葉を偶然にも聞くことができた事が、なんだか嬉しかったのです。

Olive☆


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