小林隆のひとりごと:投稿広場

 
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小林隆のひとりごと
小林隆 投稿広場
2008年02月29日
目が見開きっぱなしの2時間!(*◎_◎*)

「屋上庭園/動員挿話」の初日、観劇してきました。

舞台装置(?)はとてもシンプルでした。
八百屋舞台というのは、時々見る事がありますが、この舞台はその逆。
舞台奥が低くなっていて、手前が高くなるように、ゆるく傾斜がつけられていました。

背景というものは…無いといっていいのでしょうか?
いえ、無くはないのですが、
板、というか黒板のような…黒板だったのかな…が斜めに設置されていて、そこにシンプルにチョークで描かれているだけでした。

BGMなどもありません。
効果音等が必要最小限にあるだけ、という感じでした。
大道具・小道具なども全く無い、という訳ではないのですが、これも必要最小限。
とにかく、全体的に必要最小限に抑えられている、という印象を受けました。

だからこそ、音が無くなる瞬間や、
役者の方々の台詞や動きや表情や息づかいがくっきりとするのでしょうか。
この短い2作品に、本当に引き込まれてしまいました。

私は、以前、この作品の初演時のものをNHKが放送した時に観ています。
ですから、お話の流れも結末もわかっています。
わかっているのにも関わらず、眼が離せないのです。

舞台上の空気…というか、その張り詰めたような緊張感が伝わってきて、
息がつまるような感覚にさえなりました。
繰り返しになりますが、本当に眼が離せないのです。

「眼が離せない」というのが嘘ではないという事は、私の「目」が証人(?)になってくれます。
帰宅した私の顔を、母が見るなりビックリした顔で言いました。
「あんた!泣いてきたの?!」
あわてて鏡を見て、私もビックリ!
私の両目は、ウサギのように真っ赤になっていたのです。

とても真っ赤になっていましたが、でも私は泣いたりはしていませんでした。
これは、極度に目が乾燥したためだと思います。

私はもともとドライアイなのです。
劇場やコンサートホールなどは空調のせいもあって乾燥していますので、目薬はいつも携帯しています。
今までも、観劇の際には休憩時間に目薬をさしたりしていました。

勿論、先日も目薬をさしましたが、
もう、目薬では追いつかないくらい目が乾燥してしまったのです。
別に、新国立劇場の小劇場の空気が特別に乾燥していたのではなくて、
私のまばたきの回数が、極端に少なかったのだと思います。

お芝居の間中、私はずっと目を見開きっぱなしだったような気がします。
コンタクトがパリパリいう位乾燥してきて、まばたきをした時にはじけて落ちるのではないかと思う程でした。
そのくらい集中して観ていたのだと思います。
本当に眼が離せなかったのです。
でも、次に観る時には意識的にまばたきを多くするように気をつけなければなりませんね。

その位、まばたきができなくなる位、圧倒されるお芝居でした。
「屋上庭園」「動員挿話」、どちらもです。

しかも、このふたつのお芝居の間の休憩時間は、たったの10分間なのです。
たった10分の間に、どうしてああもガラリと変わる事ができるのか、不思議なほどです。
これは小林さんだけでなく、出演してらっしゃる皆さんに言えることですが、
まるで別人になっているのですよね。
すごいです。

終演後、ご挨拶にうかがいました。
「今日、来てくれたんだ」
と、目の前で爽やかに笑ってらっしゃる小林さんが、つい先程まで舞台の上で「三輪」だったり「友吉」だったりした人と同一人物だとは全く思えなくて、またもや不思議な気分になりました。
役者さんって、ホント、すごいですね。

それにしても、小林さんと目が合うとどうして思考回路がストップして頭真っ白になるのでしょうか…。
なんか…同じような事を繰り返して言っていたような気がします…。
記憶も曖昧で、何か失礼な事をしなかったかと心配です。
していたら許してくださいm(_ _)m
お疲れだったと思うのですが、いつもと変わらぬ温かい笑顔で接してくださり、本当にどうもありがとうございました。

とにかく、本当によかったです!
とってもよかったです!
こんな月並みな言葉でしか表現できないのが情けないですが、
「役者さんって、すごいっっっ!」と思わされ、圧倒されっぱなしだった2時間でした。

東京・兵庫・岐阜と公演は続きますが、体調を崩したりする事なく、無事に千秋楽を迎えることができますよう祈っております。
そして、成功間違いなし!だと信じています。

Olive☆

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